医者は英語も話せると思われがち
「お仕事は何をされているのですか?」
「医者です。」
「えーすごい! 」
→「見えなーい」と付け加えていただいた時はとても嬉しい。(個人差あり)
医者になって早数年…何度も繰り返してきた会話です。
本当に有難い。
医者というだけで世の中の皆さんがすごいって思って下さる。
今は海外で医業ができない身ですが、それでも日本では医者だったよ って言うと、外国人も同じ反応をしてくれます。
医者のイメージって世界共通なんだなあと実感しております。
なぜ、医者はすごいと思われるのか。
もちろん人の命を救っているという一般的イメージもあると思いますが、ベースには試験勉強を頑張った人だと認識してもらえるからではないでしょうか。
従って、医者の私がどんなに英語が話せないんですって主張しても、誰も取り合ってくれません。
実際、試験勉強は我ながら本当によく頑張ったし、そのタイミングで英検準1級も取得しているから、履歴書だけ見たら日常会話くらいはできる人と見なされる経歴です。
私自身としても受験期は英語が得意科目であり、多少の自信はありました。
しかし大学に入ってからは友人だけで海外旅行に行く機会も増え、いざ現地で英語を話そうとすると
何て言ったら良いのかわからない…
相手が何を言っているのかわからない…
受験生の時に難解な英文読解をこなしていたにも関わらず、英語で基本的な頼み事をすることすら困難なのです。
その時は若さもあり、ボディーランゲージや笑顔で切り抜けて楽しい旅行にすることはできたのですが、英会話への苦手意識が深く刻まれてしまいました。
例えるならば、
自分が興味もなかった人に嫌われても特に気になりませんが、
自分が大好きで信じていた人に嫌われると大ダメージを受ける、そんな感じでした。
さすがにこの英語力のまま海外にいきなり住むのは無謀
夫のヨッチャンと一緒に海外に引っ越すことを決意して、
向こうに住んだら毎日英語に触れて自然に慣れていくとは思うけど、
できるだけ快適に過ごすために日本で英会話の予習をしておきたいと、
マンツーマン英会話の2ヶ月短期集中コースに申し込みました。
普段、倹約を心がけている私ですが、ここは15万円以上どーんと支払ったのでレッスンのクオリティは素晴らしかったです。
しかし、15万円分上達したかというと…
久しぶりに英語に触れさせてもらったって感じでした。
英語を話せなくても意外と生活はできちゃったけど…
先ほどの「向こうに住んだら毎日英語に触れて自然に慣れていくとは思うけど」も大きな勘違いでした。
普通に生活する分にはスーパーで「Yes, please.」だけ言うことができれば、日々は問題なく過ぎ去っていくのです。
こちらに来て一か月で、
医者だからって、
海外に1年住んだからって、
英語は自然に話せるようにはならないと悟ったので、
英語を学ぶ手段について調べ始めました。
まずマンツーマンレッスンの先生を見つけました。
こちらは最高の出会いだったと感じていて、彼と話す時間は日本語同士であったとしても学びや発見、気づきの多いものだったと思います。また詳しい内容については別記事でシェアさせて下さい。
でも、私の英語はたどたどしく、理想の姿にはほど遠いままです。先生が相手だから理解してもらえるようなひどい文法の英語を発言している自覚があります。
このままで日本に帰ったら、海外帰りであることを隠して生きていかないといけないレベルだ…と思い、
さらに調べていると、
私が住んでいるイギリスには無料で英語を学ぶ機会が用意されているとのことでした。
具体的には
ESOL(English for Speakers of Other Languages )
と
Functional skills English courses
というもの。
何とかこの2つの申し込み、登録に成功し2022年9月からスタートする予定です。
日本語で検索しても情報が少ないので、
実際に参加してみて、
英語が苦手な医者が英会話を上達できるのか
検証していきたいと思います!
Kind regards,
Ako